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一人で深夜、思索に耽る。週末に、哲学的にものごとを模索し、頭の中を整理してみる。あぁ、やっぱり人生はいいな、と。人生とは思考そのものであることを考えるとなおさらである。果たして、読者諸氏は、立ち止まって人生を俯瞰したり、思索に耽る空間をお持ちだろうか。書斎は、家の構造の中でも特別である。仕事を中心に回る日々の生活、自分や家族をめぐる幾多の出来事。日々、時間が他律的に流れていく。自分を見失うことがある。誰でもそんなときがある。自分をみつめるためには、生活の流れや喧騒から離れた空間がどうしても必要である。自分の空間づくりである。住宅に書斎を一部屋お持ちの方も多いだろう。しかし、それはおおよそ四角く間仕切られた空間を指すことが多い。自分のために誂えられた一部屋であるが、平机があり、脇に書棚というのが定番である。普段の仕事場が、自宅の一室に移動したという体である。

2020年5月1日おかげさまで赤門机は完売しました。
今後は受注生産にて承ります。